従来の延長戦上に未来はない~不断の改善~
「従来の延長線上には未来はない・・」この言葉は、30年以上勤務した前職でよく使われていた言葉です。これは既存の概念にとらわれすぎず、全てゼロベースで考え行動しないと会社の未来はないという意味ですが、現場では、これまでの自分を顧みて問題があるなら抜本的に不断(絶え間なく)の改善を図らなければ成長や未来はないと解釈されていました。
佐々木塾も開業5年目となりますが不断の改善は常に意識しており、実際のところ開業当初と今では塾のスタイルは全く変わっています。
秋田県内の同業社とのつながりは実は全くありませんが、秋田市内の多くの中小の学習塾、大手の学習塾にはない塾長の顔が見え、熱量や想いが伝わるホームページやブログの内容には大いに刺激や感銘を受け、大変参考にさせていただいております。佐々木塾もまだまだ道半ばです。
そんな訳で、2週間後に迫った第1回目の定期テスト対策に関しても様々な改善を試みています。
その1・・英語&数学を定期テスト2週間前にはほぼ完成させる。
英語・数学は基礎の積み重ねと勉強に時間を要することから重要な科目であることは言うまでもないですが、過去の例からテスト本番直前期になって慌てて必死に数学・英語に取り組んでいる生徒の成績は全く期待できません。今回は幸いにも前回の定期テストで数学・英語20点台30点台の生徒が複数人、入塾(大手から転塾)してくれました。この生徒達がコンスタントに70点80点取れるための学習法を確立するための試行として、定期テスト2週間前までに教科書(全問題)を終え、中1中2に対しては毎回数学基本ドリルを全問正解になるまでひたすらひたすら反復しました。
その2・・テスト対策授業は理科・社会・国語をメインにする。
理科・社会は努力が点数に反映されやすいので、ここで点数を稼がない手はありません。これまでも直前の理科・社会のアウトプット授業は行ってきましたが更に内容の深堀を行うために授業の比率を高めます。これまで、おざなりになりがちだった国語の授業比率も今回は大幅に増やします。英数は対策授業までにほぼ完成しているので高得点(90点~満点)を目指し難問に絞り授業で解説します。
その3・・成績に苦戦している生徒に対する徹底した並走
学校で同じ授業を受け、同じワークを使用し、同じような学習計画をたて、勉強時間もさほど変わらないのに成績が天と地ほどの差があるのはなぜ??様々な原因があると思います。
「地頭の違い」という人もいるかもしれませんが、それはもっともっと上の世界の話で、公立高校受験程度ではほとんど影響はないと思います。
これまでの学習量や様々な知識の蓄積に一人ひとり違いがあるのはその通りであり、結果的に授業や勉強の理解度・吸収度・進捗度に影響し成績の違いとなって表れることは考えられます。だとしたら、それを挽回するためには、その状況を正面から受け止め、正しい学習方法を確認し、目標と計画を立て、愚直に実行するしかないわけですが、そんなことは言われなくてもわかっているはずです。
わかっているけどできない、もしくはやってるけど結果に表れない、その大きな原因の1つは「自己認識の甘さ」「自己評価の甘さ」にあると思います。
例えば、明日、同じ内容のテストを行うので明日まで完璧にしてきてと宿題を出した場合、当日全員が完璧に仕上げてきたと言いながら、できる生徒は当然のように満点を取り、できない生徒は確実に中途半端な点数に終わります(正直 結果はやる前から分かっていますが)。
テストの点数についても、終了後の自己採点と実際の点数の差は、できる生徒は差が少ないか実際はプラスの場合がほとんどで、できない生徒は間違いなく自己採点より低いです。場合によっては100点近く低い場合さえあります。
定期テストの学習計画書の実施の進捗を確認すると全員、ほぼ順調ですと言いながら、実際にやった内容を確認すると、できる生徒は少しでもわからないところをわかるようにしたいという姿勢が勉強ににじみ出ており、できない生徒は実際はやっていないか、形ばかりのスカスカの内容であることがほとんどです。
同様の例は枚挙にいとまがないので省略しますが・・・一事が万事 このような結果になります。
「自己認識の甘さ」「自己評価の甘さ」ゆえ、やれと言っても(本人はやったといいつつ)やらない、(やったと言いつつ)やれていない、やりたかったけど・・うんぬんかんぬん言い訳をする・・・・・だから成績が悪いのは当然です。
そのような生徒には、とことん並走し、結果を出してあげる、その結果に至る勉強の仕方や努力の程度を体感させてあげるしかない・・・のかなぁと思い今回は成績に苦戦している生徒に対してはとことん並走します。
さて本番は2週間後ですがどのような結果が待っているのでしょうか。