【総括】2024年 第1回 まとめテスト(山王中)
昨年度同様、中3生については定期テストの結果は総括しません。
中1・中2の塾生全員が目標(450点以上もしくは学年10位以内もしくは自分史上最高点数・順位)を達成しました。
【中1】
◇学校側の配慮だと思いますがテストの内容はここ3年で最も出題範囲が狭く易しい内容でした。山王中全体の5科目平均点は年々上がっていますが上位層の人数が大きく減少しています。現在の中1生が受験の年は山王中の秋田高校合格数が大きく減少する可能性があり、更には秋田北高の定員数減少の話もあり進学校合格は厳しさを増すかもしれません。
山王中全体の平均点推移:336点(R4)→337点(R5)→346点(R6)
山王中全体の450点以上人数の推移:18人(R4)→13人(R5)→10人(R6)
◇今年の英語テストの内容は昨年と比較し明らかに易しくなっています。にもかかわらず、今年の平均点は昨年と比較し大きく低下しており、半数近くが50点以下と驚くべき実態になっています。英語は苦手になるとなかなか浮上するのは困難な科目です。今回50点に満たない生徒は早急に対策を打たないと手遅れになります。
・英語の平均点推移:72点(R4)→80点(R5)→59点(R6)
◇当塾の最高点は482点でした(かろうじて学年1位)。その生徒本人は密かに500点を狙っていたようで悔しい様子でしたが(とはいえテスト3日前にはもうやることがないと早々に勉強を切り上げ当日の朝の学習会も不参加なのはいかが?)、どんなに易しいテストであっても満点を取ることは容易ではなく、相応の準備が必要なことを認識できたことはよかったです。次回以降は一気に難化しますので次は朝の学習会にも参加して是非リベンジを。
【中2】
◇今回は中1最後の前回テストよりは全体的に難易度が高いように感じました。とはいえ難問はなく、きっちり準備すれば高得点可能な定期テストらしい内容だったと思います。中1同様に山王中全体の英語の平均点52点には驚きました。あの問題レベルで50点以下の場合はこれから挽回するのは極めて困難だと思います。
当塾の最高点は459点(2名)で例年よりは20点程度低い点数でしたが難易度の影響でしょうか。1人の生徒は1年生の初回テストから常に460点~480点と上位をキープしており、これはなかなかできることではありません。もう1人の生徒は半年前に入塾し、415点から徐々に成績を上げ今回トップに並びました。2人に共通するのはどんなに部活動で疲れていても塾に立ち寄り30分でも集中して勉強する習慣が身についている点です。中2生は附中生のレベルもかなり高くお互いに切磋琢磨しながら成長してくれるでしょう。
勉強を頑張りたいと自らの強い意志で入塾した生徒が入塾後、初の定期テストで一気に90点アップを達成しました。よく頑張りましたが通塾頻度を週1日から3日程度に増やし1日30分でも、その日の学校の授業の復習を行うことができれば成績は更に改善します。
今回、塾外から吹奏楽部・野球部の生徒が、テスト対策に自ら手を挙げて参加してくれました。450点レベルの成績もさることながらその学習姿勢・集中力は山王魂そのもので大いに関心しました。文武両道で成績の更なるレベルアップと全県大会での活躍を期待しています。
【最後に】
定期テストとは自らの学習理解度をはかるものであり、本来的にはテスト対策に集中しすぎるのではなく、日々の学校の授業・復習を何よりも大切にして臨むべきものです。また定期テストの目的(効果)は、これを機会に正しい学習方法であるかを見直し改善させること、試験終了後の解き直しで自分の成長に繋げることにあります。
よって秋田高校など難関校を目指す生徒は定期テストの結果に重きを置きすぎず、学校の授業を大切にしながらも、日々の学習はその先の将来を見据えたものにするべきです。例えば、英語力を高めるために英検に挑戦する(中1で4級からスタートしても中2・中3で準2級までなら十分到達できます。これまで複数の生徒が達成)、数学の先取りをどんどん進める、英数のハイレベル問題集に挑戦するなどです。塾の集団授業も先を見据えた考えさせる演習に重きを置いています。
今回の定期テストは秋田高校を狙うなら中1で470点、中2で450点、その他の進学校なら中1で430点、中2で400点が最低ラインだと考えています。対策を行ったのにその点数に到達していない場合は学習方法・学習環境を洗い出し見直す必要があるかもしれません。また、英語・数学は改善が容易ではなく一旦落ちると浮上するのが困難な科目です。もし50点に満たない場合はかなりの危機感を持つ必要があります。