中学生の成績推移 実情と対策

佐々木塾は、「小学生コース」は国語・算数・英語「中学生コース」は英語・数学を重要科目と捉え特に力を入れています。その理由は、国語は全ての科目の土台となる最も重要な科目であり、英語と数学は高校受験・大学受験の選択肢と合否を大きく左右する科目であると考えているからです。

高校受験に関していうと、中2終了までに英語と数学をある程度克服できれば高校受験の選択肢は大きく広がり(⇒進学校受験)英語と数学の両方が得意科目(定期テスト90%前後・実力テスト85点前後)であれば秋田高校は十分狙えます(逆に英語か数学が苦手だと選択肢が限定されます。)。理科と社会は極論をいうと1年間でどうにでもなります。ただすべての科目の土台となる国語は中学でも力を入れるべきですが、国語力は幼少期からの生活・教育環境等の影響を受けながら形成されるものであり改善させる方法はありますが非常に多くの時間を要し、しかも結果が読みにくいことから受験勉強としては力点を置きづらいのが正直なところです。

高校受験は中学1年生の最初のテスト(~2回目まで)の成績でほぼ決まる!?」

これは、教育関連コラムや教育懇談会の場でよく耳にする言葉です。中学での最初の定期テストの順位が高校受験までの順位と大きくは変動しないという全国的な数値が裏付けとなっているようです。その理由は様々ですが、「最初(~2回目)の定期テストは、小学時代からの基礎学力の蓄積が結果に大きく反映され、基礎学力の蓄積こそが中学での学習理解や成績に後々まで影響する」「初めての定期テストでの頑張りがそれ以降のテストの頑張りの基準となってしまう」「自分はその程度の順位なんだと意識下で植えつけられる」などがあげられます。

当塾の例でいうと、中学入学後の2回目までの定期テストで400点以上もしくは学年の上位30%(附中は上位50%)の生徒は、一定の学習量をキープし正しい定期テスト対策を行えばその後もほぼ間違いなく成績を上げていきます。

一方で2回目までの定期テストで400点・上位30%(附中上位50%)に届かない生徒は、小学の基礎学力、集中力、学習習慣などが身についていないと考えるべきであり(小学の3段階評価通信簿は全くあてにできません)、根本的な学習方法・学習環境を見直さないとこのまま成績が低迷(固定化)します。小学範囲の基礎学力不十分な生徒は中学での授業が理解できず家庭学習も表面的になり集中力も継続しません。そのため「家庭学習で子供が一生懸命時間をかけて勉強しているのに一向に成績が上がらないのはなぜ?小学の時は成績は悪くなかったのに・・・」という声になります。

「固定化された成績を打破するためには!!」

固定化された成績を打破することは容易ではありません。中1・中2と進むに従い部活動も影響し改善のハードルはどんどん高くなります。改善するためには生徒個人個人の成績や特性を把握し、それにあわせた粘り強い対応が必要となります。例えば計算力が弱い生徒に対しては毎回計算問題に取り組ませ添削し正しい手順を教えそれを継続させる。英語が苦手であれば文法を理解させ音読・和訳・英訳を毎回繰り返し単語・キーセンテンスを完全に暗唱させる。・・など教える側と教わる側の根気(本気)が要求されます。佐々木塾はトップ層の更なるレベル向上だけではなく、苦戦しながらもそれを打破したいと一生懸命に努力する生徒に対してはその達成に向けて真剣に取り組みたいと考えています。

今回の定期テストで成績の改善がとても難しいとされる中2の、運動部の生徒が前回定期テスト(中1・最終)から120点改善することができました。245点⇒365点 改善が容易ではない英語で42点アップと素晴らしい内容でした。これは生徒本人が苦手な分野に目を背けずに正しい学習方法でコツコツと努力を継続した結果であり、点数の報告を受けた時の誇らしい笑顔がとても印象的でした。。

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